自分に合う指輪のサイズの「見つけ方」
指輪のサイズは、ただ数値を測れば終わるものではありません。
季節、体調、指の形、そして、どんな場面で身につけるのか。
いくつもの要素が重なり合って、はじめて「自分に合うサイズ」が見えてきます。
ここでは、Qが大切にしている考え方をもとに、指輪のサイズを見つけるための6つの視点をご紹介します。
まず知っておきたい6つのポイント
それでは、順番に見ていきましょう。
【1】季節(気候)で変わる指輪のサイズ感
日本には四季があります。
そして、指の状態も一年を通して同じではありません。
夏は暑さと湿気で指がふくらみやすく、指輪はきつく感じがちです。
冬は寒さと乾燥で指が細くなり、同じ指輪でもゆるく感じることがあります。
つまり、指輪のサイズは一年中一定ではないということ。
だからこそ、
その瞬間だけでなく、
一年を通した感覚で考えることが大切です。
※夏の海やプールでは、手が冷えて指が縮み、
気づかないうちに指輪を落としてしまうこともあります。
どうぞご注意ください。
【2】体調によって指の太さは変化する
お酒を飲んだ翌朝。
寝起きの時間帯。
体がむくみやすい方は、
指も同じように変化しています。
指輪のサイズは、
むくんでいない「平常時」を基準に考えるのが基本です。
むくんだ状態に合わせてしまうと、
普段はゆるくなり、
思わぬ落下や紛失につながることがあります。
ただし、
むくみやすい体質の方は、
「自分にとっての平常時」を一度決めてから、
サイズを考えるのがおすすめです。
【3】指の形によって、サイズの考え方は変わる
指の形は、人それぞれ。
大きく分けると、
次の2タイプに分かれます。
関節がしっかりしている指

このタイプの方は、
関節部分で指輪が止まるケースが多くなります。
指の奥は少し余裕があり、
関節が指輪を固定する役割を果たします。
指の根元に厚みがある指

こちらは、
指の根元の肉で指輪が固定されるタイプです。
サイズを大きくしすぎると、
引っかかりがなくなり、
重みのある指輪ほど抜けやすくなります。
ただし、
毎日身につける結婚指輪などは、
使い続けるうちに指が自然に馴染み、
違和感が和らぐことも少なくありません。
【4】用途・リング幅によってサイズは変える
指輪は、
「何のために、どんな頻度で使うのか」
によって、適したサイズが変わります。
婚約指輪の場合
結婚指輪と重ね着けする場合は、
2本目の指輪がきつく感じやすくなることがあります。
毎日着ける指輪はフィット感を重視し、
特別な日に身につける指輪は、その日の体調変化も想定して考える。
この考え方もひとつの目安です。
普段使いの指輪(ファッションリング)
日常的に使うなら、
ややフィット感のあるサイズ。
お出かけ用であれば、
体調による変化を考えて、
少し余裕を持たせるのも安心です。
幅広リング(4.0mm以上)
幅のある指輪は、
見た目以上に圧迫感が出やすくなります。
サイズゲージを重ねて試すと、
違いを体感しやすくなります。
【5】自分の指輪のサイズを見つける手順
- まず入らないサイズを知る
- そこから一号ずつ試す
- 候補を2サイズほど絞る
- 焦らず、時間をかけて決める
長く身につけるものだからこそ、
納得するまで向き合ってください。
【6】将来を見据えた指輪のサイズ直し
指輪のサイズ直しは、
一度切断し、金属を足す・引く加工を行います。
そのため、デザインによっては
サイズ直しが難しい、
もしくはできない場合もあります。
- フルエタニティリング
- 全面に彫りや加工があるデザイン
- 内側に石が入った構造
将来の変化も含めて考えることが、
後悔しない指輪選びにつながります。
Qからのメッセージ
指輪は、
サイズが合った瞬間に完成するものではありません。
時間とともに、
指になじみ、
人生の時間になじんでいくものです。
もし将来的にサイズが合わなくなったとしても、
それは指輪が、あなたの人生とともに歩んできた証。
Qでは、そうした変化も含めて、
一つのジュエリーと永く付き合っていけるよう、
アフターサービスまで含めたサポート体制を整えています。