ダイヤモンドの4Cのカットグレードの詳しい説明
※Ideal(アイデアル)はIGIが採用するカット最上位グレード。GIA・CGLは「Ideal」という名称を用いませんが、同等品質はExcellentの範囲に含まれます。
カットグレードの詳細説明
Ideal(アイデアル)
IGIなど一部鑑定機関が採用するカットグレードの最高位。プロポーションと仕上げがごく狭い理想範囲に収まっており、入り込んだ光を効率よく反射・屈折させることで、ダイヤモンドの中から光があふれるような輝きを生み出します。GIA・CGLでは名称こそ使われませんが、Excellentの中でも特に厳選された水準に相当します。

Excellent(エクセレント)
プロポーションとフィニッシュ(ポリッシュ・シンメトリー)が優れており、ダイヤモンドに入った光の大半を上方向に返す理想的なカットです。白い輝き(ブリリアンス)と虹色の煌めき(ファイア)が美しく、婚約指輪用ダイヤモンドとして最も推奨されるグレードです。3EX(トリプルエクセレント)やハート&キューピッドなど、さらに厳しく選ばれた石もこのランクに含まれます。

Very Good(ベリーグッド)
Excellentに非常に近いプロポーションを持ち、ごくわずかな違いだけが評価上の差となるグレードです。肉眼でEXとの違いを見分けるのは難しく、輝きも十分に華やか。品質と価格のバランスがよく、予算を意識しながらも美しさにこだわりたい方に適しています。

Good(グッド)
カットのプロポーションは標準的で、日常使いとして十分に美しい輝きを楽しめるグレードです。Very Good 以上と比べると光の返り方にわずかな差が出る場合がありますが、サイズやご予算とのバランスを取りながら選びたい方に適したグレードです。

Fair(フェア)
全体の形のバランスや対称性の乱れにより、ダイヤモンドに入った光の多くが外側や下方向に逃げてしまうグレードです。輝きは平均よりも弱く、重さや見かけの大きさを優先して原石を残したカットに多く見られます。

Poor(プア)
プロポーションや仕上げが理想から大きく外れており、輝きが大きく損なわれているグレードです。直径が小さすぎる、薄すぎるなど極端な形状になることも多く、より上位のグレードと並べると、明るさや煌めきの差が一目で分かります。
