ダイヤモンドの4Cのカラーグレードの詳しい説明
※カラー(Color)は、ダイヤモンドに含まれる色味の強さを示す基準です。無色に近いほど評価が高く、D〜Zまで段階的に分類されます。色味は輝きの印象にも影響し、選ぶ範囲によって価格も大きく変動します。
カラーグレードの詳細説明
無色(D・E・F)
Dは最高評価で「完全無色」。E・Fも肉眼・ルーペでほぼ無色に見える極めて純度の高いカラーです。光を吸収せず透明感が際立ち、ブリリアンス(輝き)の強さもトップクラス。希少性が高く、婚約指輪でも特に人気があります。



ほぼ無色(G・H・I・J)
肉眼ではほぼ無色に見えるグレード。Gは無色に近く、H〜Jもジュエリーとして身に着けた際に色味を感じにくい自然な美しさがあります。ダイヤモンド特有の明るい輝きを保ちながら、価格バランスに優れ、多くの方から選ばれています。




わずかな黄色味(K・L・M)
照明環境や角度によって、ごく薄い黄色味を感じることがあります。輝きは十分で、温かみのある柔らかな印象を持つカラー。大きめのカラットや高品質のカットを選ぶことで、色味が気になりにくくなるため、賢い選択肢として人気です。



淡い黄色(N・O・P・Q・R)
肉眼でも薄い黄色味を認識できますが、光を含むと柔らかい色合いとして美しく見えることがあります。クラシックな雰囲気を持ち、サイズや輝きを重視したい方に向いています。価格のメリットが大きい点も魅力です。



明るい黄色(S・T・U・V・W・X・Y・Z)
はっきりと黄色味を感じるカラー。カットが良い石は輝きもしっかりあり、華やかな個性が引き立ちます。大きな石を予算内で選びたい方や、カジュアルなジュエリーとして楽しみたい方に好まれます。




カラーダイヤモンド(Fancy Color)
Zより濃い色味を持つダイヤモンドは「ファンシーカラー」に分類されます。イエロー・ピンク・ブルー・グリーンなど多様な色があり、無色とは別の評価基準で査定されます。色の濃さや均一性が美しさのポイントとなり、希少価値が高いカラーも多く存在します。